MENU
ログイン
プロボノワーカー
のみなさん
団体
のみなさん
閉じる

プロジェクト紹介
日常生活支援ネットワーク

プロジェクト
ウェブサイト
プログラム
サービスグラント(自主)
エリア
大阪府
進捗率
完了
団体名
日常生活支援ネットワーク

障害者の在宅における生活支援を行う福祉事業を担う団体です。支え手の育成にも力を入れており、主催する福祉資格講座では毎年100人以上の資格取得者を輩出しています。また、福祉業界に携わる若い世代の横のつながりをつくり、全体として福祉の底上げと人材の充実をはかる「福祉・介助者ポジティブキャンペーン」を先導している団体でもあります。

NPOのニーズ
本プロジェクトの前年度に介助者人材の獲得を目的としたリーフレットの作成をお手伝いしました。リーフレットをきっかけにウェブの閲覧者は増えたという実感はあるものの、アクセスした先のウェブサイトが分かりにくいといった反応が多かったこと。また、東日本大震災をきっかけに生まれた東北被災地との継続的な活動や、一般の方にも広く開かれた年に一度のイベント実行など、今までよりもまた広い層に向けて発信したい活動も増加したことから、以前よりなかなか手が届いていなかったウェブサイトの改善のニーズが高まっていました。
また、プロボノとのプロジェクトを通じて、福祉業界だけではない社会人と接することで、内部スタッフにも成長が感じられた経験から、今回はリーフレット作成時に整理された情報をベースにしながら、より広い層に向けて地域福祉との関わり合いを増やすためのウェブサイトを作成することになりました。

チームの取り組み
障がい者の日々の生活支援にとどまらず、資格講座の運営、東日本大震災で被災された障がい者への救済活動の一環として取り組む「東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭」をはじめとした様々なイベント開催まで、まさに団体名の通称「パーティ・パーティ」の通り、お祭り団体のように賑やかな日常生活支援ネットワークさんの活動や思いを、頻繁なヒアリングや意見交換、イベント参加などを通して、肌身で理解しつつ、でも客観的に分析・構成していきながらホームページに表現していきました。
 日常生活支援ネットワークさんでは、以前にサービスグラントのプロボノを通して、団体のリーフレット作成も行っていたことから、そのリーフレットとの連動も意識した構成に仕上げました。
 また、ホームページ作成後の更新・運用を担う日常生活支援ネットワークさんが、簡易に更新・運用を行えるような構成とすることも意識しました。

成果
ホームページリニューアル後に、日常生活支援ネットワークさんが感じている成果は以下の通りです。
・1日30〜60件のアクセスが常時あり、電話での問い合わせが以前よりずっと増えた。
・資格講座に、業界外の人の申し込みが増えた。毎月資格講座を実施しているが、毎回定員いっぱいの25〜30名の参加申し込みがある。
・他の障がい者支援団体からホームページに関する問い合わせが来るようになり、団体や活動をどのように魅せていくのかについて、業界内での意識の高まりを感じている。
・中間支援団体や行政などからの団体への評価が上がるなど、異業種の人に対する知名度が上がった、など。

こうした、成果が確認できた一方で、「ホームページを通して様々な取り組み発信を組織外に行えるようになったが、意外と組織内でそれらの情報を共有・浸透させられていない。組織外への発信の方が先行してしまっているので、組織外への発信情報を、組織内でもきちんと共有できるようにしていきたい」と、早くも新たな課題の解決に向けた意気込みも伺うことができました。

NPOの声
NPO法人日常生活支援ネットワーク
椎名 保友様
日常生活支援ネットワークではリーフレットを一新しようと助成申請をしたのが、2011年1月でした。目的は、地域における障がい者支援を広く知ってほしいということと支援者の募集です。まずはリーフレットを通じ、口コミで出会った人やたまたま手に取った人との直接的なコミュニケーションから私たちの活動への関心へとつないでいくためにプロボノワーカーのみなさまと制作していくこととなりました。
障がい者支援活動を端的にわかる書物があまりにも少ないということもあり、その説明資料の役割も担うリーフレットを作成したいというねらいもありました。
しかしこのリーフレット作成プロジェクトの開始前後に発生した大きなトピックスが、東日本大震災です。
震災発生直後より被災した東北地方の障がい者救援活動のためのネットワークの構築や東北と関西の障がい者支援を相互交流させる機会つくりなど、いままでの活動とは違う流れで多くの方々とのつながりを築いていくことになりました。
このときにリーフレットがあったからこそ、私たちの活動が出会った様々な地域や多様な分野の方々からのご理解とご協力を得られることにつながっていくことになります。
きっかけとしてのリーフレットの役割はたいへん大きかったです。
ただ、知ってもらうというところから、実際の活動や支援者育成につなげるには、ウェブという受け皿が必要となりました。
まだ本来の目的である支援者募集について大きな成果には表れていませんが、リーフレットとともに、より具体にわかりやすく紹介されたウェブが併さることで、徐々にボランティアなどの様々なかたちで障がい者支援とかかわってみたいという人たちへの入り口として、また、東北支援を通じて知っていただいた方々からのアプローチなど、取り巻く環境が広がり、深まりました。
ひとつの数字として、2010年度に私たちが主催しましたイベント来場者が300人規模だったのが震災というテーマ性もありましたが、2013年度には5000人規模となりました。
また自分たちの活動が広がっていく時期とプロボノとの相乗効果は制作物としてだけではなく、社会的な注目や信頼にも大きくつながりました。

 

進捗状況

マーケッター:
池田さん 山田さん
ウェブデザイナー:
北井さん
コピーライター:
梶川さん
プロジェクトマネージャー:
村瀬さん
アカウントディレクター:
福田さん

掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。

プロジェクト:ウェブサイト
ウェブモダン
つばめの会
J-heritage
SHARE ON