NPO法人気候ネットワーク [ウェブサイト]

気候ネットワークは、1997年の地球温暖化防止京都会議(COP3)を成功させるために発足した市民団体「気候フォーラム」を前身とし、「市民の立場」から地球温暖化防止に向けて「提案×発信×行動」に取り組むNGO/NPOです。社会全体を持続可能に「変える」ために、地球温暖化や環境問題などの専門家、NPO・NGO関係者などだけでなく、企業・行政・学生・一般市民なども含めより多くの人を巻き込みながら「市民が進める温暖化防止」を目的として活動に取り組んでいます。地球温暖化防止に関わる国際交渉への参加、専門的な調査研究・政策提言、情報発信とあわせて、京都を中心に地域単位での地球温暖化対策モデルづくり、人材の養成教育等に取り組んでいます。

http://www.kikonet.org/

NPOのニーズ

気候ネットワークは、テーマが地球温暖化や環境問題と地球規模で壮大、かつ専門的であるため、どのように専門家以外の一般市民に分かりやすく活動の意義を伝えるか、そして理解を広げて参加を募るかという難しさを抱えていました。 
また、広範囲の人に向けたタイムリーな情報発信と少ない人数でも効率的に運用可能なウェブサイトの構築という点がプロボノチームに期待されていました。

チームの取り組み

気候ネットワークの旧サイトは、長年の活動の歴史を物語る膨大で専門的なレポートや資料などが掲載されており、地球温暖化防止や環境問題の専門家や類似の活動を行う団体への有益な情報源、“情報ライブラリー”として価値が高いものでした。一方で、閲覧者が、専門家に限られたものになっており、「一般の人にも分かりやすい情報発信を」という事務局の思いを体現できていない状況にありました。
そこで、プロボノチームは、まず、団体のスタッフへのヒアリングを通じて、組織が活動に参加して欲しいと思っている「市民」の属性を明らかにしました。そして、新サイトのテーマを「市民の裾野を広げる役割を担うウェブサイト」と設定し、初めて気候ネットワークを知る人でも分かりやすいキャッチーなコピーライトを作成しました。
また、課題の1つであった更新運用の効率化に向けて、CMSを導入したり、今後さらに蓄積されていくコンテンツにタグ付けを行うことで、後々の検索性を高める工夫も行いました。

成果

ウェブサイトリニューアルにより、一般の人にも分かりやすくかつタイムリーな情報発信ができるようになったことで、トップページのアクセス数は2倍、Facebookいいねの数も1193まで増えました(2015年3月現在)。また、問い合わせ対応も簡素化できるようになり、業務の効率化につながりました。
その他の成果としては、次のようなものがあげられます。

・情報発信量の増加
以前は限られたスタッフしか更新が出来ずに負荷が集中し、更新頻度にも影響があったが、CMSを導入した事でhtmlの作業が省力化され、更新がスピーディーになった他、タグ付けによるアーカイブ化が容易になった。また、スタッフ全員がコンテンツを発信できるようになった事で、情報がタイムリーに発信されるようになった。CMSとの連携により各ページをFacebookやTwitterでも拡散することができ、組織の情報発信の基盤強化および情報拡散に繋がった。
 
・外部からの対応の効率化
問い合わせフォームを新たに作成したことで、会員の入会資料請求や励ましなどのメッセージなどの利用者の反応を受け取れる環境が整った。問い合わせ対応や講演などにおいても、「ウェブを見て下さい」と参照先を案内できるようになったことで、業務の効率化が進んだ。

・情報発信の管理・運営の改善
Google Analyticsを導入したことで、ウェブサイトのアクセス数を把握できるようになった。リニューアル後にはトップページの閲覧数がほぼ2倍となるなど、ウェブサイトへのアクセス数が増えた。以前はトップページだけを見て離脱する人が多かったが、トップからの離脱率が減少し、ページ別訪問数、閲覧数、直帰率などでも大幅な改善が見られた。


※気候ネットワークでは組織基盤強化支援の1つとして2012年にパナソニック社員からなるプロボノチームが事業計画立案 プロジェクトを支援しました。その際の組織課題の1つとして情報発信ツールの改善が挙げられており、今回のプロボノプロジェクトは前回のプロジェクトに続く2回目のプロボノとなりました。
事業計画サービスグラントのレポートはこちら

NPOの声

NPO法人気候ネットワーク
研究員・ウェブ担当 伊与田昌慶さん
「市民のチカラで気候変動を止める。」を掲げ、地球温暖化防止に取り組む気候ネットワークは、このプロジェクトの結果、組織の発展とビジョンの実現のため大きな成果が得られました。リニューアル後に会員やボランティア、一般閲覧者向けに実施したアンケートでは、新しくなったウェブサイトについて、「良い」と回答した人が全体の約9割に上るなど、閲覧者の評価も上々です。事務局スタッフでリニューアルについて振り返りを行った際も、「きれいになった」「メリットしかない」などのコメントが出ています。ウェブ担当が1人でhtml更新作業を行っていたリニューアル前と異なり、現在ではスタッフ誰でも更新できるCMSが導入され、タイムリーに更新できるようになりました(私のワークライフバランスも改善されました)。政策提言型NPOにとって、政策動向に即応した鋭い情報をタイムリーに発信すること、誰もがこの情報にアクセスできる状態を維持することは死活的に重要なことなのです。
プロジェクトの長大なTo Doリストに迷子になりかけたこともあったような気もしますが、プロボノのみなさんの的確な分析や提案、作業と激励のため、何とかやり遂げることができました。改めて、プロボノチームのみなさん、サービスグラントのスタッフさんに、心から感謝を申し上げます。



チームメンバー

その他の実績

  • パンフレットを作ったことによって、すごく“オフィシャル”感が出ました。
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  • 年間の助成金の額が100万円増えました。
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  • 絡みあった糸をほぐすように整理、断捨離。更新がとても楽になりました。
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  • 伝えたい人に、伝えたい情報を、届けやすくなりました!
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