NPO法人国際交流の会とよなか [ウェブサイト]

国際交流の会とよなか(TIFA)は1985年11月、大阪府豊中市主催の講座「身近な国際交流」の修了生有志が結成しました。当初のメンバーは地元の主婦が多く、外国人留学生などの「お母さん代わり」的なスタイルで、住居探し、家財道具の入手、病院や役所への付き添いなどの生活サポートを始め、既に30周年を超えた老舗NPOです。現在では男性会員も増え、在住外国人支援や在住外国人と地域の住民や子ども達との交流、異文化理解講座など多彩な活動を国内で展開するだけでなく、ネパールでの女性・子どもの支援活動など、国外での取り組みも行っています。
 また、阪急電鉄豊中駅近くの事務局1階に、在住外国人が日替わりで「母国の家庭料理」を出すカフェ&交流スペース「サパナ」を開設し、在住外国人と地域住民の触れあいの場となっています。

http://tifa-toyonaka.org/

NPOのニーズ

ホームページのデザインが2001年開設時から変わっておらず、使用しているソフトも旧型であったため、多彩な活動一つ一つを十分に伝えることができないのが悩みでした。また、情報の登録や更新を事務局だけで行っていたため、各活動の担当者から情報が提供されない限り、活動報告が行われないなど、在住外国人や地域の方に正確な情報をタイムリーに伝えることができなくなっていました。
 そこで、「シンプルかつ機能的なWebサイトの構築」のため、サービスグラントに相談しました。誰が見ても分かりやすく、統一感のあるサイトにするとともに、各活動のメンバー自身がサイトを更新し、タイムリーに情報発信できる仕組みの確立を目指しました。カフェについてもアピールして集客力向上を図り、活動に参加は出来ないが寄付はしたいという方々にも存在を知ってもらって、NPOの資金的自立度を高めることも、期待しました。

チームの取り組み

まず、TIFAの活動内容を理解し、新サイトへの希望を把握するため、TIFAの中心メンバーの方々とミーティングを行いました。続いて、TIFAの強みや課題を見直すために、地元行政や外国人留学生のサポートを通じて関係の深い大学、他の国際交流NPOの関係者などにヒアリングを行い、長年の実績、公的機関とは違った機動力ある活動によって、地域の外国人支援で頼れる存在として認知されていることを確認しました。また、外国人支援のみならず、国際交流、さらにはネパールでの教育支援といった国際協力まで行っておられ、その活動範囲の広さと深さを認識しました。
旧Webサイトの構成では、多種多様な活動が整理されないままになっていることが課題と認識。Webサイト利用者が知りたいことが簡単に分かり、TIFAの活動に参加したいと思えるような構成にすることを目指し、多様な活動を「まなぶ」「ふれあう」「ささえあう」「国際協力」に大きく分類し、それぞれの下に具体的な活動を紹介する形式を採用しました。
また、運用面の課題解決にはCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)「Wordpress」を導入することにより、特定の管理者だけでなく、誰でも簡単に情報更新を行える仕組みを構築しました。

成果

リニューアル後のWebサイトについて、会員から「活動が整理され、見やすくなった」という声が寄せられています。1日平均約100件のアクセスがあり、旧サイトに比べて「ずっと多くなっていると思う」と、事務局は感じています。サイトを見た人から「ネパール地震の被災者をサポートしたい」と連絡があったり、学校から「国際交流のために外国人を紹介して欲しい」という要請が寄せられるなど、社会からの認知度も向上しています。Webサイトを通じた問い合わせから入会する方も出てきました。
また、メディアからの取材で「どのような活動をしていますか?」という質問が出た際に、Webサイトで簡単に概要を知ってもらうことも可能になりました。国内・海外で多様な活動をしていることが評価され、「自由都市・堺 平和貢献賞」(堺市主催、朝日新聞社後援)を受賞しましたが、Webサイトをリニューアルして活動内容を整理して伝えたことの効果が大きかったとTIFAメンバーは感じています。
旧サイトは事務局長が一人で運営していましたが、今は事務局スタッフ4人全員が最低限の運用ができるようになり、自宅での作業も可能で、事務局の負荷が軽減したということです。
参加したプロボノワーカーは、約30年の活動歴を誇るNPOの活動内容、中心メンバーの方々のパワーに圧倒され、大きな刺激を受けました。また、仕事の繁閑や体調の波によって動きにくくなった人を別のメンバーがカバーするなど、企業内の仕事とは異なる協力、協調ができるプロボノ活動の柔軟性を実感し、今後様々な活動に挑戦する際に貴重な「経験値」になると考えています。

NPOの声

NPO法人国際交流の会とよなか
筒井百合子
初めて「プロボノ」という言葉を新聞で目にしたのはたしか2010年。何か新しい空気を感じて、大阪でのキックオフイベントに参加してみました。それからずっと気になっていたものの、なかなか応募する勇気がなく、3年後、意を決して申請書を書きました。なぜ躊躇していたかというと、それまでのホームページがあまりにひどい状態で、隅々見られるのが恥ずかしかったのです。しかし、そうも言っておられないほど古いファイルが溜まり、手に負えなくなってSOSを出した、というのが正直のところです。

 TIFAでは、約90名の会員が15ほどのプログラムに分かれて多彩な活動を展開しています。その活動の広がりと30年の歴史とが相まって、前のホームページには膨大なデータが未整理のまま詰め込まれていました。それを、絡みあった糸をほぐすように整理し、断捨離して、すっきり見やすいサイトにリニューアルしてくださいました。私一人で悪戦苦闘していた更新作業も、事務局スタッフはじめプログラムリーダーの何人かが自宅でもできるようになり、ほんとうに楽になりました。また、当会の活動を説明するときに「ホームページを見てください」と言えるようになったことも大助かりです。

 チーム・ヒクタス(プロボノさんのチーム名)のメンバーは、皆さんお仕事で多忙な方々ばかり。一方、私たちも毎日のように活動やイベントがあり、互いにスケジュールを合わせるのに苦労しましたが、何とか一歩一歩進んで、ゴールにたどり着くことができてよかったです。働き盛りのプロボノさんチームと、元気なボランティアおばさん集団。こんな異文化の出会いもこのプロジェクトならではですね。(笑)
 パワフルな活動にまだまだウェブサイトが追いついていませんが、基本を作っていただいたので、これをベースにより充実したサイトにしていけるよう頑張ります。

チームメンバー

その他の実績

  • 社会的な信頼性が上がり、しっかりしているNPOと言われるようになった
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  • 「いつも頭のどこかでぱれっとのことを考えてくれている」という心強さ
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  • 年間の助成金の額が100万円増えました。
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  • タイムリーに情報提供ができるようになり、アクセス数が増えました
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