村瀬 匡範さん [プロジェクトマネジャー]

NPO法人 日常生活支援ネットワーク(通称「パーティパーティ」)のウェブサイトリニューアルに、プロジェクトマネジャー (PM) として参加された村瀬さん。
仕事とは異なるフィールドで、様々な業界・業種から集うメンバーとの共創プロジェクトをうまく進める秘訣とは? プロジェクトマネジャーのコツをお伺いしました。

パーティパーティ新サイトはこちら

村瀬さんのプロボノ登録のきっかけを教えて下さい。

学生時代にボランティアをしていたこともあり、社会人になっても何かボランティア活動ができたらと思っていました。
はじめてプロボノという言葉を聞いたときは、面白そうだと興味を持ちましたが、いざ登録しようと役割を見ると「自分ができそうなことはどれにも当てはまらないな」と思いました。
あえて選ぶならプロジェクトマネジャーかなと思ったものの、最後までできるか、途中で本業が忙しくなったら、という不安もありました。ただ、プロボノの仕組みや、NPOに関われること自体がおもしろそうだという好奇心の方が勝って登録をしました。

プロジェクトマネジャーとしての経験を振り返ると、どのようなことが浮かんできますか?

今回のメンバーは、年齢も性別も様々な計5名チーム。業界も業種も全然違うので、普段の仕事の進め方もそれぞれ違います。そういう人たちと、どうやって進めて行ったらいいんだろう、という不安はありました。
本業があってのプロボノなので、時間の使い方はメンバーの主体性にお任せするしかなく、どのように作業分担をしていったらよいのか気を使うところもありました。しかし、私が投げかけるといつもメンバーが積極的に反応してくれたのでスムーズに進められました。
上司部下の関係ではなく、フラットな関係の中でプロジェクトを進めるという点では仕事とやり方も変わります。

プロジェクトマネジャーとしては、初めて会った人達でチームを作りあげていくという点ではチャレンジでした。それと同時に、プロボノとしての6ヵ月の作業の「進め方」にも不安がありました。
この点、サービスグラントでは進行ガイドという目安が用意されています。細かくどう進めていくかはチームメンバー次第ですが、まずは全員で共通の目安として進行ガイドを参考に、基本的な作業タスクを定義して示す、という仕事に徹しました。
どんなタスクでやっていくのかをまず定義し、実状に沿わなければ訂正していく、その繰り返し。計画を立てて状況に応じて進め方を調整していくというのは、普段の仕事と同じだなぁと感じています。

チームメンバーの役割分担はどのようされていましたか?

本人の希望役割に沿ってチーム編成がされているわけですが、集まるメンバーによって最適な関係も変わってくるので多少状況に応じて色んな役割をみんなで埋めていくのが実態かなと思います。実際に、今回のメンバーは自分の役割にとらわれず、必要に応じて柔軟に対応してくれたことがプロジェクトをスムーズに進めて行く上で、大きなポイントだったと思います。
プロジェクトマネジャーとしては、先の作業タスクを定義して発信したり、調整のスタートを切るというのが一番の役割かと思います。

NPOさんとプロジェクトを進めるにあたって、心がけていたことは何かありますか?

NPOさんにも進行ガイドを事前に読んでもらっているので、プロジェクト進行に関する共通認識はあります。一番大切だと思ったのは、「NPOさんと直接話す」ということです。プロボノはどうしてもメール中心に進めていくことになりますが、NPOさんの活動を理解したり、チーム側の考えとのギャップを確認するためには、メールだけでなく積極的に直接お会いした方がよいと考えていました。打ち合わせ以外でも、何かイベントがあったら足を運んでチーム内であった疑問をその時に聞いてみたり、こちらから足を運んで対面で話す機会を多く持つように心がけていました。
NPOさんからも、「イベントの度にメンバーのだれかが必ず来てくれて、応援してくれているというのがすごく伝わってきた」というお話を伺い、コミュニケーションを円滑にする一助にもなっていたと思います。

前年度にサービスグラントを通じてパンフレット提供の実績があったので、前回プロジェクトのマネジャー経験者から、仕事と両立しながらプロジェクトを機能させるためには、忙しくてもメールの返信だけは早くするようにというアドバイスがあり、私も心がけていました。また、本業が忙しくプロボノに時間が割けないときは、そういう状況をみんなに共有しておくこともお互いが仕事とプロジェクトを両立するために大事なことだと思います。

プロボノをする中で得られたモノ・コトはありますか?!

NPOさんのお話を聞いていくなかで、勉強になったことはたくさんあります。元々福祉という分野にはそれほど詳しくなく、NPOの方に「これまでの福祉の歴史」について講習会をして頂いて、団体がやっていることや、業界のことなども教えて頂きました。これまでに接点がなかなかなかったNPOさんの理念や熱い想いを知ることができて、自分としても考えや視野が広がったと思います。

あとは人のつながりでしょうか。全然違う業種の人と一緒に、仕事ではないところで何かやるのは面白いと思いました。忙しい時にチームで柔軟に分担できたのは、やはり助け合いの仕組みと、チーム制というのがよかったのだと思います。
コンセプトを決める段階ではまだやんわりとしていたイメージが、ウェブのデザインができてくると形が見えてきて、自分ではできないようなことが、チームメンバーのおかげで形になっていくことが嬉しく思いました。

機会があればまたやってみたいな、と思っています。

 

その他のプロボノワーカーの声

  • ウェブデザイナー、そして女性起業家から見た、プロボノの魅力とは?
    more 
  • プロジェクトを6ヵ月きっかりで完了させた、その秘訣
    more 

 

>> プロボノワーカー登録の流れはこちらをご覧ください


Taproot 個人情報保護方針 © 2009-2017 認定NPO法人サービスグラント. All rights reserved. SERVICE GRANT