田端 規子さん [プロジェクトマネジャー]

これなら自分でも無理なくできるかも、と思いました。

自分の持っているスキルとか仕事でやっている内容が使えるというところが一番フィット

一時期「ソトコト」を買っていたことがあり、その頃ちょうど嵯峨さんが連載を持っていて、説明会の案内通りにモノづくり学校に説明会にいったのがきっかけでサービスグラントと出会いました。その頃ボランティアをすごくやりたいと思っていた訳でも、ボランティアには興味がないと思っていた訳でもなく、ただ単純に説明を聞いてみるだけ聞いてみようかなという感じでした。私自身は体力がないし、身体を使うガテン系のボランティアは特に私じゃなくてもいいじゃない?と思ってあまりやりたいと思わないけれど、自分の持っているスキルとか仕事でやっている内容が使えるというところが一番フィットして、これなら自分でも無理なくできるかも、と思いました。今までにWWFの会員とか、金銭面でNPO、NGOに協力したことはあったけれど具体的にアクションをしたことはそれまではありませんでした。

サービスグラントでやることは通常の仕事と内容が一緒

サービスグラントから、第2期のフローレンスチームへの参加打診がきたとき、不満ではなかったけれど正直腹には落ちませんでした。病児保育という言葉も知らないし、子どももいないし、親戚にも病児保育が必要な世帯もいないし、全くリアル感がありませんでした。同時期に進んでいた、目に見えない人たちの映画普及のプロジェクトがいいなぁと思っていたくらい(笑)。

普段の自分だったら、病児保育・フローレンスの業界に自分から行こうとは思わなかっただろうなと思う。そもそも知らないから、自分とは関係の持ちようがないし、興味も持たないし、接点がないものだから。でもサービスグラントという機会ができたことで、知らない世界を覗いてみることになって、結果、やってみてよかったと思います。

当時は仕事でWEBサイトを作ったりリニューアルをしたりしていたので、サービスグラントでやることは通常の仕事と内容が一緒。メンバーが違って、周囲との距離感が違う、普段関わったことがない業界のWEBサイトを作る、みたいな感じだから私にとってのハードルはそんなに高くなかったです。

苦労したところというと、フローレンスさん自体がアイディア豊富でやりたいことをたくさんお持ちで、具体的な各論に入ってくると、どうしても団体としての運営や方針にまで話が及びました。あれもこれもやりたいという話の盛り上がりと実際のプロジェクトでの作業範囲の間の“線引き”には苦労した覚えがあります。

広く分かりやすいように伝える、というのはなかなか頭を絞ること

仕事と同じ内容を違うメンバーでやることによって得た感想というと、普段通じると思っていたことが通じない! 自分がいかに狭い業界、・狭い常識の中にいるのかがよくわかった気がします。だから一歩引いて、いかにみんなに分かるように伝えるかを考えるようになったと思います。広報的な思考ができる様になるというのか。そもそもNPOはやっていること自体がとてもニッチな場合が多いので、それをWEBにのせて広く分かりやすいように伝える、というのはなかなか頭を絞ることですよね。

プロジェクトが終わった時はリニューアルによって見た目にも新しくなったものが世に出てみんなに見てもらえる達成感と当初よりも少し公開が延びてしまっていたこともあって、無事に終わってよかった、という安堵感との両方がありました。

週5時間はあくまで目安としてとらえて

振り返ってみて、サービスグラントはプライベートの中の活動の一つ。週末に買い物に行こうとか、デートをしようとかというのと同じ感覚でした。今日はサービスグラントと、あとはこれとこれをやろうって「楽しいことリスト」に入れる感じで取り組んでいました。

一つ戸惑ったことでいうと、配分時間にムラがあることですね。進行しているフェーズによって時間が多く必要な期があったり、人によっては時間が空くときがあったり。週5時間はあくまで目安としてとらえていく方がよいと思います。

【参加プロジェクト】

NPO法人フローレンス (WEBサイト構築:05.11-06.08)
WEBサイトサービスグラント
役割:プロジェクトマネジャー

ITソフトメーカー 勤務 WEBディレクター(当時)

 

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