山口 忍さん [コピーライター]

サービスグラントを一言で表すと「鏡」。

自分の実力や立ち位置、仕事に対する気持ちが分かるようになったので。

きっかけはクリエイターズ・パーティー

今は、フリーランスのコピーライターとして、NPOの広報支援を行っています。ホームページやパンフレットの作成がメインです。

サービスグラントを知ったのは、クリーク・アンド・リバー社が主催したクリエイターズ・パーティーがきっかけです。その当時、コピーライターとして悩んでいた時期でした。制作会社でコピーライターをしていましたが、明らかに仕事が減って新規営業のための企画書を書いたりと純粋にコピーを書く仕事が少なく、自分が社会で役に立っているのか実感ができませんでした。
また、一生涯コピーライターでいるのは無理だろうなと考えはじめた時期でもあって、「辞めたとして、じゃあどうする」というようなことを自問自答していました。

そんなときに、クリエーターズ・パーティーの話があったのです。
そのパーティーでは、電通のコピーライターだったサステナのマエキタミヤコさんの講演があり、キャンドルナイトや大地を守る会など手がけた広告を見て、同じコピーライターとして素直に「カッコいい。こんなことがしたい」と思いました。

もともとコピーライターになったのは、「社会をいい方向に変えたい、動かしたい」という理由からだったので、担当する商品やサービスを売るお手伝いをすることで、どれくらい社会は良くなるのか常日頃考えていたんです。

サステナブルな企業やNPOをクライアントとして仕事がしたいと思ったのは、その日がきっかけでした。

NPOのサイトを初めて見たときは、正直あっけにとられました

DV被害を受けた女性の支援を行うエープラスさんのプロジェクトに関わる事になったのですが、サイトを初めてみたときは、正直あっけにとられました。

ページの構成がバラバラでどういうふうに見ていったらいいのかがわからないし、ターゲットが誰なのかについても明確ではなかったので。。。

プロジェクト中のことで言うと、進行のスケジュールに関しては、ゆっくり時間をかけてやるなあという印象でした。何人かのステークホルダーに話を聞き、現状の課題などを把握しました。じっくりとヒアリングできたので、基本方針の策定などは比較的楽にできましたね。
メンバーに関しても人数をかけてやるので、実際の仕事となんら変わりませんでした。役割分担も明確だし、やりやすかったように思います。誰かが忙しかったりしてできない作業が発生した場合、フォローしたりもできましたし。

プロジェクト途中で、NPOの代表の方が体調を崩されて作業が一時期ストップしたことがありました。そのため半年後に納品の予定がズレて、10ヵ月後に納品となったので、全員のモチベーションのキープとスケジュールの確保が大変だったように思います。

ただ、驚いたのは、回復後の代表の対応です。
レスポンスが以前よりも早くなったりして、驚くほど良くなりました。気持ちに応えてくれていると実感しました。

制作の中で気をつかった点でいうと、以前にサービスグラントが手がけたサイトで、同じくDV被害女性を支援するNPO法人全国女性シェルターネットがあったので、そのサイトとの差別化をいかに図るか、でした。
キーワードを探しているうちに「DVは自分事」という言葉に出会い、また、第一のターゲットを行政としたのでトーン&マナーを守りながらも、代表の親しみやすい人柄を含めた団体のカラーをいかに出すかに留意しました。

業界人は、もっと他流試合をして、見識を広める必要があると思います

サービスグラントは広告業界で働く人にもぜひオススメしたいですね。
広告業界って意外に狭くて、広告業界の人だけと仲良くしがち。もっと他流試合をして、見識を広める必要があると思います。他社の優秀な人と仕事ができるし、その人の効率的な仕事の進め方などを学べるというメリットがあると思います。ボランティアではありましたが、代表の方と話して、困っていることや悩み事を直接聞いたので、ビジネス同様にもしくはそれ以上になんとかして力になりたいと思い本気で取り組みました。

サービスグラントに参加したことで、人生を見つめなおし、転職をするきっかけになりました。
とあるNPOに転職後、フリーランスになりました。

でも、プロジェクト進行中、そして、終了後に、僕以外にも転職をしているメンバーがいて、びっくりしましたね。(笑)

サービスグラントは、自分にとって「鏡」

自分の実力や立ち位置、仕事に対する気持ちが分かるようになったので、サービスグラントって自分にとって一言で表すと「鏡」だったなぁと思います。

現状ではサービスグラントからまたお誘いが来ても受けられませんが、ガッツリお金を稼げるようになって初心を忘れるようになったら受けます。(笑)
自分の原点を見つめる機会になると思うので。

ただ、今考えているのは、どちらかというとプロボノではなくてビジネスで貢献できないかということ。プロボノって非常にいい仕組みだとは思うんですが、結局ボランティアだから継続性に問題があると感じているんです。

もし次回プロボノをするなら、今のところ、関心分野としては「まちづくり・活性化」と「生物多様性」でしょうか。

基本、何でもお受けしますよ。それも運命です!

【参加プロジェクト】

一般社団法人エープラス
(WEBサイト・サービスグラント/09.04-10.02)
役割: コピーライター

フリーランス コピーライター

 

その他のプロボノワーカーの声

  • 気軽に参加できる、ではなく、しっかりしたことをやっているので達成感がある。
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  • ドライな関係でゆるく、自分なりの社会貢献のスタイルを見つけた。
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