【レポート】ずっ友の関係は16年・経験者のプロボノ推し活 3事例_8月21日OPEN DAY
【みんなが語り合える】サービスグラント OPEN DAY Vol.2レポート
サービスグラントが描く”あったらいいな”の場面の1つに「社会課題をテーマにみんなが語り合える」ことがあります。

活動開始から21年目、これまでに2,422件(*1)にものぼるプロジェクトの中に紡がれてきたNPO・地域団体、プロボノワーカー、企業、行政の皆さまとの出会い、そして、立場を超えた協働の歴史をもっと語り合える場を持ちたい。
「プロボノ」の主体的な助け合いの取り組みだからこそ起こる<所属や肩書きを超えたフラットな出会い>、立場を超えた<学び合い>の豊かな関係性がプロジェクト以外の場面でも生まれるきっかけをもっと作りたい。
そんな思いから、2025年度より、多様で多彩な人々が集い交差する開かれた場「サービスグラント OPEN DAY」を開催しています。
(*1 2026年4月3日時点)
ここページでは、8月21日に開催されたVol.2の様子をお伝えします。
Vol.2のハイライトは、
「プロボノプロジェクトをきっかけとした出会いから16年 関係性継続No1 青い空チーム大集合」
「キャリアコンサルタント×プロボノ=キャリボノコミュニティ & 公務員プロボノコミュニティ」
「高校生も探求するプロボノ」 etcです。
次回は11月20日(金)に開催!詳しくは本記事最後をご覧ください。

エピソード1 プロボノプロジェクトをきっかけに続くその絆は16年
サービスグラントは2005年に活動開始、2009年にNPO法人格を取得して本格的な活動をスタートしました。
年間4回の助成申請に締切に合わせて3ヶ月に一度、数件ずつプロジェクトが立ち上がる規模感で、支援成果物は団体からのニーズが極めて高く、また、すぐに活用できるウェブサイト、パンフレットなどの広報ツールの提供実績が圧倒的に多かった頃です。
まだプロボノという言葉をサービスグラントとして打ち出し始める前のタイミング・・・、本当に知る人ぞ知る実験的な取り組みだった2010年の頃のプロジェクトの1つが、NPO法人 青い空−子ども・人権・非暴力 のウェブサイト制作のプロジェクト。(団体のウェブサイトにもサービスグラントへの依頼の文字が残っていました!)
それからもう16年。コロナの時期以外は毎年1回、忘年会的に集いその絆が継続している奇跡の1チームがこの日のOPEN DAYに遊びにきてくれました。プロボノをきっかけとした絆が今も楽しそうに続いている豊かな関係性のリアルは、本当に素敵としか言いようがありません。
プロボノプロジェクトのメンバー同士や、支援先団体の皆さまとの”その後のストーリー”を、事務局はいつでも知りたいので、ぜひ、遠慮なくご連絡ください!


メンバーの内お一人は出張でしたが、大人になってからのずっ友(ずっと友達)!?
エピソード2 3名の「推し活」エピソード
当日は、ご自身のプロボノの経験を、自社に持ち帰り企業内でのプロボノ活動の推進・展開に取り組んでくださった富永さん、工藤さん、山田さんの3名が、所属企業内における「プロボノの推し活の様子」について話題提供してくれました。
1.富永さん(食品メーカー・サステナビリティ部門)
【社内プロボノの試み】
プロボノ活動を経験して、フラットな関係の中でどんどん物事が進んでいく体験を会社でも再現できないか……と、社内プロボノ的な取り組みを始めました。社内の各部門が交わる場をつくることを目的に、NPOを応援したり活動をリサーチしたりするチームを募り、一定期間の活動について成果発表会を行って社内にも浸透させていくプログラムを2年にわたり実施しました。現在は「発展的解消」という形となったものの、社内に主体的に動ける仕組みを取り入れていく土台を構築することができました。
【本業へのシナジーと実感】
現在所属するサステナビリティ部では、人権に関係する団体や、食・社会課題に関するNGOやNPOへのヒアリング機会が増えています。プロボノで日頃からNPOの方とコミュニケーションを取らせていただいていた経験がそこにはすごく生きて、スムーズに仕事ができているので、プロボノに参加できた機会に感謝しています。
【草の根の「推し活」】
新入社員に講話する機会などに、「実は私、こういうのやってまして」と自らのプロボノ活動とサービスグラントについても紹介しています。これを聞いた人事部のメンバーから「私もそういうのやってみたい」と手が挙がるなど、草の根の活動として継続的にプロボノの輪を広げています。
2.工藤さん(IT企業・組織開発)
【自社導入の模索とハードル】
3〜4年前にチーム型プロボノに参加して面白さを実感し、自社導入に向けてサービスグラントへ相談しました。人事やサステナビリティ部門への打診では「プロボノいいね」と共感を得たものの、予算確保の壁に当たり、自社にプロボノの仕組みを導入するところには至っていません。
【社内説明会の開催の反響】
自身がプロボノ活動で得た経験や色々な刺激から、「自らの意思で参加できる素晴らしい場があるのに、知らないのはもったいない。せめて選択肢として知ってもらえたら」という思いで、個人として全社・グループに向けた説明会を企画し、サービスグラントの担当者を招いたオンライン説明会を開催しました。前半はプロボノの概要や社会の動向、後半は自身の体験談(楽しさだけでなく町内会プロボノの苦労談なども含めて)を話す構成で、12名くらいの方には知ってもらうことができたのは良かったと振り返っています。
【社内チャンネルの構築と今後の姿勢】
説明会後、社内ツール(Teams)内に「プロボノチャンネル」を作成し、イベントや募集情報を定期的に投稿できる居場所を構築しました。大きく動かそうとせずに、「焦らないでやっていこう」というテンションで社内の関心をつないでいます。
工藤さん発信のnoteでもその様子について書かれていますので、ぜひご参照ください。
3. 山田さん(元・日立グループ/現・システムコンサルティング)
【短期型プログラム『チョコプロ』の推進】
サービスグラントの活動が始まったかなり早い段階からプロボノワーカーとして参加し、以来、パートナーとしてもずっと関わりを続けています。当時所属していた日立グループでプロボノの経験が良かった、と話をしたことが、2016年からCSR部門とサービスグラントの協働で「ちょこプロ(ちょこっとプロボノ)」プログラムがスタートするきっかけとなりました。社員が参加しやすいよう「2ヶ月間・週5時間程度・4〜6名チーム」という短期間の取り組みとして設計されたのが特徴です。
【社員に刺さる「推しキーワード」】
大企業の中にいるとどうしても内向きになりがち・・・の傾向に対して、各拠点を回って「ちょこプロ」の参加に向けて背中を押すにあたり、以下のメッセージを強調しました。
「NPOの方から『ありがとう』と言われる経験をしよう!」
「社外の人に対して自分の仕事が役に立つ実感を!」
日常業務の中では、仕事として当たり前のことをやっているという前提ですし大きな会社となるほどエンドユーザーとの接点はなくなっていくので、なかなか直接「ありがとう」と言われる機会の少ない社員がいます。また、社会貢献活動をしたことがない社員には特にこの言葉が強く刺さった様で、多くの社員の参加を得ることができました。
IT要件定義やデータベース構築などの本業スキルはもちろん、Excel関数でシートを組むだけでNPOや団体の方からは「マジシャン」「魔法使い」のように驚かれ、パワポの企画書を作っても感謝されるなど、社内では当たり前のスキルが社外で絶大な力に変わり、誰かの役に立つ喜びを実感できるのがプロボノ活動です。「社内の当たり前」が感謝される感動は参加者の満足度100%の数字からも読み取れ、多くの社員に会社の外にある有意義な選択肢を届けるきっかけとなりました。
エピソード3 キャリアコンサルタント × プロボノ、公務員プロボノなどのコミュニティの動きが続々と
プロボノ活動の経験を起点に、また新たな人との出会いや価値観に触れる。新しい挑戦に踏みこむ。興味関心が共通するコミュニティづくりへ発展する、など、プロボノ経験者の増加とともに、プロジェクト参加だけに留まらないネクストステップに踏み出す方が増えています。
この日は、キャリアコンサルタントの資格を持ち、かつプロボノ経験をもつ方々同士から次の動きだしを検討している「キャリアコンサルタント×プロボノ=キャリボノ」の紹介や、プロボノの経験を持つ公務員コミュニティがあったらいいね、という話題を発端に、公務員のプロボノ経験者のインタビューを動画にまとめて発信する「となりの公務員radio」企画や、公務員限定の交流会を企画している一色さんも参加。プロボノを共通語にご自身の強みや好きや職能でも関係性を編み直していくコミュニティの動きが活発化しています!
次回 11月20日(金) OPEN DAY 最終回のご案内
テーマ:『プロボノ放課後タイム 〜おかえりなさいの方も、いつもの方も。最近いかがですか?〜』
今年最後のOPEN DAYは、秋のプロボノ真っ最中の方も、久しぶりの「おかえりなさい」の方も、みんなでリアルにワイワイ話せる“放課後”のような空間をご用意します!
当日は、受付で自分のプロボノ推しポイントを書く「推してます!宣言」や、いろんな人と軽やかにお話しできる「ぐるぐるトーク」、来年に向けた「プロボノ放課後 実行委員会メンバー募集」など、楽しくつながる仕掛けが盛りだくさんです。
初めての方も、お気軽にお立ち寄りください!
皆さまのお越しを心よりお待ちしております!


