プロボノセンサス 2013
「プロボノセンサス 2013」集計結果
プロボノセンサスとは、2011年4月1日から2013年3月31日までに、サービスグラントのプロジェクトに参加されたボランティア(プロボノワーカー)の方149名を対象としたアンケート調査です。
プロボノセンサス2010は▼こちらをご覧ください。
最終更新日:2013/05/20
サービスグラントへの参加経験にどのような印象をお持ちですか?
前回のプロボノセンサス2010と同様、90%以上の方が「良い 印象を持っている」と回答しています。
プロジェクトを通して「貴重な経験ができた」「世界が広がった」との声をいただいています。
NPOに提供した成果物の品質・満足度についてどのように感じていますか?
こちらも前回のプロボノセンサス2010同様、80%の方が、最終成果物の品質について満足していると回答しています。
本業との両立をしながらも、多くの方が成果物を納品するだけでなく、成果物に対する満足度も十分に得られています。
一方で、ウェブサイトや印刷物などの具体的な成果物以外の業務フロー設計や事業計画立案などの支援プログラムなど、プロジェクト終了時の評価がしにくいプロジェクトも増加傾向にあります。
サービスグラントを他の人に勧めたいですか?
84%の方が、「サービスグラントを他の人に勧めたい」と回答しています。
プロジェクトの経験から得たことをご友人や同僚に話していただける方も多く、実際に経験者の方の紹介をきっかけに、新たにプロジェクトに参加された方も少なくありません。
またサービスグラントに参加したいですか?
82%の方が、「もう一度サービスグラントのプロジェクトに参加してみたい」と回答しています。
リピーターとして参加を希望してくださる方も少なくありません。
サービスグラントに参加したことで、どのような変化がありましたか?(複数回答)
1位
前回のプロボノセンサス同様、1位は「自身の視野が広がり、人間的な成長につながった」とご回答いただきました。多くの方が、お仕事とは違う新しい環境で、普段は出会わない方たちからの刺激を受けることにより、視野が広がり、人間的に成長したという経験をされています。
参加者の声
- 色々と本当に勉強になったし、自分が成長できたり自信がついたり、普段はあえない方々と会い仲良くできたのは、人生の中でも本当にやってよかったと思える出来事です。
- ビジネススキルだけでなく、人間としての成長の場だと思います。
2位
2位もプロボノセンサス2010と同様、「社会問題やNPOに対する見方や考え方が変わった」でした。
普段の生活ではめったに接点のないNPOへの支援を通して、NPOの熱意を感じ取り、NPOが取り組む社会問題の実情について考え直す機会を得られたようです。
参加者の声
- プロボノを経験することが、社会問題やNPOへの関心を高め、別の世界を知る良い機会になったと思っています。
- 質の高いNPOとの出会いで、視野を広げる機会を提供してくれる。
- Webやパンフレットの作成、改定をする中で、NPOが抱える本質的な課題が見えてくることが実感できました。
3位
プロボノセンサス2013では、「社会に対して役に立っているという実感ができた」と「ボランティアに関する興味関心が高まった」が同率3位でした。
人数が少ない中で様々な課題を抱えるNPOにとって、プロボノワーカーの方が培われてきた知識や考え方は、想像以上に助けとなります。プロボノワーカーの方も実際に、自分の知識が社会の役に立っていると実感されています。
また、サービスグラントでの活動が、初めてのボランティア活動だという方も少なくありませんが、より身近なものとして、興味関心をもっていただけたようです。
参加者の声
- サービスグラントの取り組みは「世の中の役に立ちたいけどそのきっかけや方法がわからない」私のような人にとって、自分のスキルや気持ちを社会貢献へとつなげてくれるものでした。
- 社会課題に対する意識向上、市民性の重要さを気づく大きなきっかけとなりました。
- 通常は数百人月規模のシステム開発を行なっており、せいぜい数十人月の今回の開発は規模でいったら小さなものだが、本来業務では味わったことがないような達成感を味わえた。
1位
仕事編の1位も、プロボノセンサス2010と同様、「今の仕事に生かせる有意義な経験を得ることができた」でした。
サービスグラントでは、職種・職場の違うチームメンバーから学ぶことも多く、プロジェクトを通してご自身の得意分野や足りない部分に気付くことで、本業にも良いフィードバックがあるようです。また、役割分担の仕方やコミュニケーションの取り方など、本業でも活用できる経験を得られたとの声も聞かれます。
参加者の声
- これまで関わりの無かった人・団体とひとつの目標に向かって主体的に関われ、プロジェクトを通じて自身の内面的成長を得られる事が何よりの魅力です。
- 自分自身の”仕事に対する認識”をあらためるチャンスをいただきました。
- 今までの私の「働き方」パラダイムが大きく変わりました。
- はじめて会う人たちと、立場を超えて、たいせつなものを共有することの豊かさを教えてくれました。
2位
こちらもプロボノセンサス2010同様、2位は「自分の専門性やスキルを磨くことができた」です。
自分のスキルや専門性を改めて確認し、高める場として、サービスグラントを活用する方もいらっしゃいました。
参加者の声
- 社会勉強、スキルアップができて、社会貢献もできるという素晴らしい仕組みだと思いました。
- キャリアや力量の個人差についても、バランスを取るのが難しかったが、それこそがこのシステムの醍醐味でもある。
ズバリ、あなたにとってサービスグラントとは何ですか?