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社外から得られる新たな学びと気づき

 

サービスグラントのプロボノの現場から得たノウハウを基に開発した「社会課題解決型人材育成プログラム プロボノリーグ」。2019年度のプログラムに参加された、富国生命保険相互会社にお勤めの逸見さんは、投融資案件の審査や資産査定などの業務を担当されています。今回のプロボノリーグでの経験は、新たな学びと気づきが社外にもあることに気付かされた有益な時間だったようです。

 

目次

異業種交流は気づきを得る刺激的な場
フラットなチーム作りで自分の長所を見出す
新たな学びと気づきは社外にある

 

 

異業種交流は気づきを得る刺激的な場

 

――まず、現在の業務内容についてお聞かせください。

 

2016年に入社し、香川県高松支社で3年間営業のサポート業務に従事し、2019年から財務審査室に所属しています。主な仕事は、法人向け融資をメインとした投融資案件の審査や決算における資産査定の取りまとめです。

 

――日々の業務で感じていることは何かありますか。

 

当時、私は財務審査室での業務以外に富国生命100周年プロジェクトに参画していました。そのプロジェクトで同じチームに所属していた人材開発本部の副部長からプロボノリーグへの参加を勧めてもらったことがきっかけです。先ほど申し上げたとおり、正直、日々の業務で目一杯で、やり切れる自信はなかったです(笑)。今では、そういう状況に置かれた私を激励する意味も含めて声をかけてくれたのでは、と思っています。

 

――なるほど、では実際にプロボノリーグの初日を迎えて何か心境に変化はありましたか。

 

落ち込みました(笑)。NPOの現状把握やヒアリングは審査業務にも通ずるところがあるので大丈夫だろうと思っていました。ところが、他の会社から来たチームメンバーのタスクの進め方のスピードが速く、自分は貢献できるのだろうかと不安になりました。またNPOの基礎知識を教えてもらったことで自分の無知が明らかになり、へこみました。

 

――具体的に他の会社から来た人と自分とで、どのような違いを感じましたか。

 

私も普段の仕事の経験から、現状を把握し、仮説を立てて検証するということはしていました。しかし、私が属したチームメンバーは、誰に指示されるわけでもないのに、そこからさらに踏み込んだ資料をつくって来られました。二歩三歩先をいった行動をする人をみて、カルチャーショックを受け、異業種交流はいろいろな気づきを得る刺激的な場であると認識しました。

 

 

 

フラットなチーム作りで自分の長所を見出す

 

 

――しかし、そこから逸見さんは後半に掛けて随分と活き活き活動されていたように見られました。

 

そうですね。2日目のプログラムが終わった後、チームメンバーと集まり、チームのゴールを決めました。その内容は支援先の有償ボランティアを募集するための仕組みを提供するというもの。それを実現するために誰が何をするか、チームメンバー一人ひとり自ら手を上げて決めました。そこで自分の役割を自ら見出すことができたことで、一気にモチベーションが上がりました。

 

――逸見さんは具体的にはどのような役割を担ったのでしょうか。

 

私は、支援先のNPOと有償ボランティアの募集候補先をリストアップし、両者を繋ぐことを担当しました。具体的には、特にボランティアが不足している時間帯に対応できるのは学生ではないかという仮説のもと、ボランティアに熱心な大学をターゲットにたくさん募集先候補をリストアップしました。そこから営業のサポート業務の経験を活かして、候補の中からコンタクトを取り、実際にアポイントを取り付けました。

 

――自分の経験や強みを活かせる役割で自ら手を上げたということですね。

 

チームの中には営業的なワークをすることに抵抗を感じる人もいました。私はそういうことに抵抗を感じなかったので、これならチームに貢献できると思い手を挙げました。参加者全員が与えられた同じ課題の解決に取り組む一般的な研修とは異なり、プロボノリーグではチームで課題を設定し、自らで解決する役割も決めていきます。
誰か一人がリーダーとして取り仕切るのではなく、お互いフラットな関係の中で、適材適所で役割を決め、自律的に進めるこのやり方は、最初はバラバラに見えましたが途中から信頼が生まれ、最終的にチームとして成果を出すことができました。とても良い経験を得ることができました。

 

――信頼関係を生んだコツのようなものはありましたか。

 

初日のカリキュラムで心理的安全性(*)の話があり、そこでの学びから、常にチームの雰囲気を良くすることに気を配りました。初対面のチームメンバーでかつ短期のプロジェクトでありながらも、心理的安全性が確保された中で活動が進められたことで、チャレンジが可能であったと、特にその点が大事だと感じています。

 

*「サイコロジカル・セーフティ(psychological safety)」を日本語に訳した心理学用語。「チームの中で自分の思ったことを自由に発言しても不利益を被らない」と感じられる状態のこと。

 

 

社外から得た新たな学びと気づき

 

 

――異業種交流は逸見さんにとって有益だったでしょうか。

 

会社がこのような機会を与えてくれるなら是非参加するべきです。資料の作り方、課題へのアプローチの仕方、解決への導き方、どれをとっても他の会社のメンバーから学ぶことはとても多いです。他社の方と関わることの大切さを学びました。

 

また、社会課題解決の前線で活躍されるNPOの方達と直接関わることで、これまでピンとこなかった社会課題を身近に感じることができました。社会課題に対して、当事者意識を持つ第一歩になったと思います。

私も含めてですが、日々の業務に追われ社外で起きていることに目を向けなくなってしまいがちです。このプログラムが終了してからもチームメンバーとコミュニケーションを取っていますし、何よりプログラムで得た大学などとのコネクションは未だに続いています。

 

――プログラムに参加して、最も良かった点は何ですか。

 

初めにも言いましたが、社会人として勤めてきた4年間、私が身に着けた知識・スキルは決して特別なものではありません。社内での仕事をこなすようになっても、誰かの役に立っているという意識はあまり感じられませんでした。しかし、今回のプログラムで、支援先NPOのお役に立てた喜び、初めて顔を合わせた社外のチームメンバーに支えられ皆で達成した喜び、大学関係者の方に賛同頂けた喜びは本当に今でも覚えています。

今では、自分が今まで頑張ってきたことは無駄ではなかったと、心から感じることができ、目の前にある自らの課題に引き続き取り組んでいけば大丈夫、という自信になりました。自分のキャリアの肯定と、短い期間に自分を認め支えてくれた人たちがいることに気付けたことが、今回プログラムに参加して最も良かった点です。

――「プロボノリーグ」にまだ参加したことがない方に、メッセージをお願いします。

 

プロボノリーグ参加当時、私は社会人4年目で初めての部署異動を体験したタイミングでした。新しいことに戸惑い、日々の業務で落ち込むこともありましたが、プロボノリーグで得た経験と成し遂げた事実は自分にとって揺るぎのないもので、ここまでできたのだから頑張れるはずと思える自信に繋がりました。

 

これから参加される方は、あえて的を絞らずに視野を広げて、フラットな気持ちで参加してみてはいかがでしょうか。思いもよらない気づきや発見が期待できます。「プロボノリーグ」は業務や自身のキャリアに生かせる有用な学びの場であることはもちろんですが、「人間力」を高める場でもあると思います。

 

――ありがとうございました。

 

 

 

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