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小林 真希子さん(プロジェクトマネジャー)

会社のロールモデルに縛られない、私らしさを発揮する経験

 

 

小林 真希子さん(航空会社勤務)
プロボノでの役割:プロジェクトマネジャー
参加プロジェクト:MYフィットネス研究会(2021年) 

 


 

社会課題のリテラシーの向上、プロボノ経験の共有を目的に開催している大人の社会科見学 onlineの企画、「越境体験ことはじめ」の中でのインタビュー内容をもとに編集しました。

なぜプロボノに応募しようと思いましたか?

 

航空会社に勤めていますが、コロナ禍の影響で業務にも色々な環境変化があり、色々な選択肢を探し始めたりするような流れがありました。ちょうど私は、その頃は育休明けのタイミングでまたフルタイムで働き出す時期だったのですが、どんな仕事をしたいのか、どんなキャリアパスを描きたいのか考えたくて、一度自分のこれまでの業務経験の棚卸をしようと思ったのがきっかけです。自分の業務経験を一般的な業務スキルで表現できず、はっきり自分に何ができるのかわからないと感じて悩みに入っていって・・・。自分の働いてきた10年やこれから先のキャリアパスを考えた時にどんな貢献ができるのかと悩んだ時、これまでと違う環境で何かやってみることでわかることもあるかもしれないと思い、プロボノに参加することを考えました。

サービスグラントはバックアップ体制が整っていたし、会社だとフィードバックをもらえても、いつも同じことを言われるな、という感覚もあったので、プロボノを通して出会った新しい方々の視点から自分へのフィードバックを貰うことが業務の棚卸にも繋がる、とチャレンジしようと思いました。

 

 

参加したプロジェクトは?


MYフィットネス研究会という団体さんの事業計画立案のプロジェクトに、プロジェクトマネジャーとして参加しました。団体は、35年以上にわたって、独自に研修・考案した健康体操『トータルエクササイズ』の普及を通じて平均寿命=健康寿命の実現を目指して活動をされています。今回は、会員の高齢化、コロナの影響に対応しながら、事業存続、発展していくための事業計画立案に取り組みました

団体の代表やインストラクターとして活躍されているメンバーの皆さまとの打ち合わせ。

 

 

会社以外の場に越境してみて感じた違和感・居心地の悪さなどはありましたか?
また、それをどう乗り越え、解消していきましたか?

 

ありました。同じ会社の中で課題があったときに、そこに対するフレームワーク、考え方や順序、解決方法などの考えは似通ったりしていますが、一歩外に出ると年齢、バックグランドも経験も違う方の集まりなので、課題へのアプローチも多種多様でとても新鮮でした。面白いことに意見がわれるときには、いつも同じグループになる傾向がありました。それを通して、物事を決めるときにはやっぱり、年齢、性別など含め、ダイバーシティって大事なんだと感じるきっかけにもなりました。

 

この経験であなた自身が得たもの、学んだことは何でしたか?

 

私の場合は、細かなやり方、進め方以外にも、私に何ができるのか、これからどんなマネジメント層になればいいのか?と漠然と悩んでいたことに対する学びがありました。10年以上同じ会社にいると、無意識のうちに会社のロールモデルに当てはめてしまうというか、効率を良くするための縦関係、この位置の人はこういう振る舞いをした方が良いとされる考えに無意識に囚われてしまっていたな、と気づくことができました。会社では、引っ張っていく系のリーダーが多いので、自分自身はそのようなキャラクターではないのにそこを目指さないといけないのでは?と不安を抱えていました。でも、サービスグラントですと、フラットな関係ということもありますが、メンバーの構成からも自分が1番経験値が少なかったので、最初から”私、全然スキルないかもしれません!”とオープンにして始めることができました。結果、多才なメンバーの中で半年間プロジェクトマネジャーとして完走してみて、今の自分でやれることはあるし、会社の中のロールモデルになることを背負わなくても何とかなるという経験ができたことは有難かったなと思います。

会社に戻ってみると、”社内での当たり前”にまた気づかないうちに引き返してしまうな、染まるなという感覚もあって、外とつながるプロボノを継続して取り組むことも大事だと感じています。

 

この経験からの学びをどう自身の職場、あるいは自身のキャリアに取り入れようと  されていますか?

 

会社で良いとされているロールモデルも理解しつつ、そこに決してハマりきらないやり方、自分の心が1番心地よいと思えるやり方をしてもなんとかできるという自信が生まれたので、会社でプロジェクトを進める際、周りのメンバーそれぞれが素の自分で話し合いができることを意識するようになりました。アイスブレイクでお互いを知るとか、仕事をする以前に考え方の癖やどんなことがハッピーなのかをまず知った上で取り組むことが重要だなと感じました。

 

プロジェクトマネジャーのポジションで参加させてもらうにあたって、全員でゴールすることを1番大事に頑張ろうと思っていました。はっきり意見を言う方、準備をするのが得意な方など色々な方が参加している中で、メンバーのモチベーションを保つことを意識して取り組んだ半年でした。

会社でマネジメントの立場にいるわけではないのですが、プロボノで学んだ環境作りの重要さを意識して働いています。会社だとこの職位ではこう、と示されている分、我流のスタイルでやること自体が大丈夫かな、と躊躇する部分もあるのですが、プロボノではフラットな関係性が前提なので自分らしくいざ実践してみたら、足りないところはチームのみんなが助けてくれる!自分一人が背負い込まなくても進む!とわかる成功体験になったと思います。

 


 

▼プロボノでのプロジェクト参加へご関心をお持ちになった方は、こちらのページも併せてご覧ください。

▼プロボノ参加者向け説明会を随時行っています。以下より日程をご確認ください。

「プロボノ参加者向け説明会」

 

※本レポートは、2022年8月20日開催、サービスグラントでのプロボノ経験を持つ有志メンバーが社会課題のリテラシーを高めたり、プロボノの経験の共有を目的に企画運営に関わる「大人の社会科見学 online 2022 Vol.1 越境体験ことはじめ」の内容を編集し掲載しています。

 

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