認定NPO法人共存の森ネットワーク [ウェブサイト]

NPO法人共存の森ネットワークは、“「人と自然」「人と人」「世代と世代」をつなぐ”をテーマに、おもに6つの活動を展開しています。

1. 聞き書き甲子園
毎年全国から参加する100人の高校生が、森や海、川の名人を訪ね、一対一の対話を通して、その知恵や技、生き方を「聞き書き」し、記録する活動です。
2. 共存の森づくり
「聞き書き甲子園」修了生の呼びかけによりはじまった各地での活動。現在は、大学生たちを中心に6地区7地域にて里山里海の保全活動などを行っています。
生に向けた活動を展開しています。
3. 学校の森・子供サミット
身近な森林を活用した学校での体験・教育活動の発表などを行い、学校における森林環境教育の活動の輪を全国に広げていく活動です。
4. なりわい創造塾
里山整備や農業体験などの参加と座学を通じて、身近な自然とコミュニティによって支えられた、かつての日本人の暮らしを多角的に学びます。
5. 被災地の聞き書き101
被災地の人々から、震災前後の暮らしや今後への思いを「聞き書き」し、復興や新たな社会づくりの足場となるもの、日常の積み重ねにある「かけがえのないもの」に目を向けます。
6. SATOYAMAイニシアティブ
生物多様性保全と持続可能な利用のために、情報共有や意見交換を世界各国のメンバー間で行うと共に、地域固有の生活文化や伝統を見つめ直すための「聞き書き」を国内外に普及しています。

http://www.kyouzon.org/

NPOのニーズ

ウェブサイトのリニューアル前は、共存の森ネットワークの各事業の明確なコンセプトは固まっているものの、各事業をとりまとめている組織としての共存の森ネットワークそのもののビジョンは明確に定義できていませんでした。そのため、ウェブサイトもメッセージ性が薄いものとなっているという課題がありました。また、コアなファン層や関係者以外の一般の方には、事業内容が分かりにくく、コンセプトが伝わりにくいという課題がありました。そこで、プロボノチームには、共存の森ネットワークの各活動、そして組織全体への「共感」や「協力」を得るための効果的な、広報戦略の策定とウェブサイトのリニューアルが求められていました。

チームの取り組み

複数の確固たる事業を抱えながら、それを取りまとめる団体としてのコンセプトは漠然としていました。そしてそれを表現するウェブサイトも一見ちゃんとしているようですが、情報は整理されておらず、メッセージは伝わりにくいものとなっていました。
そのためプロボノチームは、人づくりや自然と共生した地域づくりに貢献するという、共存の森自体のコンセプトを分かりやすく伝え、一般の方や企業から信頼されるようなウェブサイトにすることを心掛けて取り組みました。また、ウェブサイトのリニューアルによって、学生のボランティア参加や企業からの助成金、会員からの寄付をこれまでよりも増やしていきたいと考えていました。

成果

プロボノ活動を通じて、情報が整理されたことで、新規事業やイベントの告知などの情報発信がタイムリーに行えるようになりました。ウェブサイト上の情報が見やすく、最新化されていることで、社会的な信頼性も上がり、企業や学生から「しっかりしているNPO」との評価を聞くことが多くなりました。現在では、新規スタッフ採用時の応募数が、700名までのぼるほどになっています。
また、現在、いくつかのポータルサイトにて寄付の募集をしていますが、サイト上の団体紹介に新しいウェブサイトの素材を効果的に使うことで、寄付の増加を実現することができました。

NPOの声

NPO法人共存の森ネットワーク
事務局 神谷由衣さん
私は、今年の1月から「共存の森ネットワーク」で働き始めました。就職活動をしている時、数あるNPOの求人募集の中でこの団体を選んだのは、ホームページを見た時に、情報が整理されており、企業のホームページにも負けないクオリティだったからです。また、今までは外部の方に依頼しなければならなかった情報の更新が自分たちで出来るようになったことで、多岐にわたる私達の活動をより早く、多くの人にお伝え出来るようになり、とても助かっています。

また、当時プロボノのみなさんと活動を一緒にしたスタッフから、活動を通して印象的だった事について次のようなコメントを聞いています.
まず,プロボノさんたちの「説明のわかりやすさ」について.
更新方法がわからないと伝えたところ、実際に事務所に来てくださり、いちから丁寧に教えてくださいました!
その他についてもメールで問い合わせた内容について、わかりやすい言葉で丁寧に教えてくださいました。
また,「レスポンスの速さについて」も印象的で,翌日には必ず答えて下さっていたとのこと.
レスポンスがとても速く,本業がある中でご対応いただいているため、真夜中の返信もあり、内心恐縮してみておりました.
プロジェクトは,いつもスケジュール通りに進めて頂き,時にはこちらの作業が遅れてお待たせしてしまうことも.

わたし達の団体は、下は小学生から上は名人まで、多くの年代の方と関っているので、今後も誰にでも見やすいホームページになるよう工夫し、多くの方に、活動について理解して頂きたいと思っています。

チームメンバー

その他の実績

  • 年間の助成金の額が100万円増えました。
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  • 組織にとって重要度の高い仕事を選び抜くことができるようになりました
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  • 「バリアフリー上映」の情報が集まるプラットフォームが完成
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  • 共通認識を役職員が共有する土壌ができたことが最大の財産
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