プロジェクト紹介
日本難病・疾病団体協議会
一般社団法人 日本難病・疾病団体協議会(JPA)は、難病・長期慢性疾病、小児慢性疾病等の患者団体や地域難病連など約100団体で構成される、全国組織の団体です。「人間の尊厳が何より大切にされる社会の実現」をスローガンに、主に以下のような活動を行っています。
・国会への請願
・政府・医療関係機関等への要請、提言(諮問委員会への参加など)
・患者・家族の交流、発信(イベントの実施など)
・難民患者サポート事業(厚労省補助事業)
創薬・治療法などの当事者への情報提供、医療の発展への寄与、難病等で思うように働けない人の労働環境の改善に向けた国への提言など、患者当事者の治療や生活の向上に向けて、患者会単体では実現できない活動を約20年継続しており、当事者にとっても、患者会にとっても、なくてはならない存在です。
長年の活動の成果として障害者制度改革に関わり2013年施行された障害者総合支援法の対象に難病等が加わりました。また2014年には、難病患者を支援する初の法律である難病法の制定及び児童福祉法の一部改正を実現し、2022年にはその見直し規定に基づいた改正難病法、改正児童福祉法の成立に寄与することができました。更に2017年にはこれらの活動が評価され、内閣総理大臣表彰を受賞しました。
これらのように、日本難病・疾病団体協議会(JPA)は難病や長期慢性疾病の患者団体を代表する社会資源としてますます重要な役割を担っています。
しかしながら、加盟団体の多くはその会員数が減少し、人的・資金的に組織運営が難しくなって来ているという問題に直面しています。会員自身が医療費や介護等の費用を必要としている患者や家族等の当事者であることが多く、また希少な疾患や高齢化ゆえ活動人数に限りがあることなどを踏まえた施策を検討する必要があります。
そこで今回、プロボノで、患者会の会員増加を目指し、患者会の現状調査(ヒアリング)を行います。調査にご協力いただける患者会等を2-3つについて、患者会運営者のヒアリングを行い、患者会のニーズ、会の魅力、患者会の現状、課題などを整理し、また、他の団体組織の例なども参考にしながら、患者会の会員増につながる新しい患者会の在り方を考えるアイディアをご提案します。
進捗状況
- リーダー:
- 茂木さん
- メンバー:
- 大谷さん 高林さん 二宮さん 山形さん
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。