プロジェクト紹介
NPO法人トルシーダ
愛知県豊田市を中心に、日本語教室や体験活動など、外国につながる子どもたちのサポートをしています。1998年に活動をスタートして以降、一貫して「居場所」を物理的な場所としてだけでなく、「子どもとの人間関係=心の居場所」と考え、不就学、不登校、来日直後の外国籍の子どもの日本語教育を通して居場所づくりの活動を続けています。具体的には以下の活動を行っています。
1)日本語教室の運営
・不就学やブラジル人学校などに通う外国ルーツの子どもや若者の居場所として、日本のことを知り、将来のことを一緒に考えながら日本語の基礎をしっかり学ぶ日本語教室
・15歳以降に来日した若者や、日本の中学を卒業したものの日本語に不安がある子どもたちの高校進学支援のための日本語教室
2)日本語初期指導教室、プレスクールの運営
教育委員会からの委託で、来日直後等で学校生活を送ることが困難な児童生徒を対象に、日本語の指導を行う小中学校向けの日本語初期指導教室を運営。また、就学前の子ども対象のプレスクールを実施。
3)地域とのネットワークづくり
地域の高校、大学や企業とのネットワークを構築し、外国ルーツの青少年への包括的支援体制づくりの一助となる活動を実施。
コロナ禍を経て、入国が緩和されて以降、外国にルーツのある子どもたちが多く入国しており、特に、高校進学を目的とした日本語や教科を学ぶための教室へのニーズが高まっています。広く生徒募集の広報はしていないものの、口コミで広がっており、自主事業で財源が限られる中、生徒を受け入れ、クラス数が増えている状況です。
このような自主事業を安定的に運営するために、必要な有給スタッフを増やしていく必要がありますが、寄付も単発が多く、寄付者を募るための情報発信もできていない状態です。応援をしてくれる人の中には「必要とされる多くの活動をしているのに伝わらず、もったいない」ということを言われることもあります。
そこで、プロボノプロジェクトでは、団体の現状のウェブページに対する改善提案を行います。
まずは、今までの利用者や寄付者、最近スタッフになった方等にヒアリングを行い、団体の魅力や現状のウェブページにおける課題を明確化します。その後、特に寄付者や支援者、日本語指導者等のスタッフになる可能性がある人をターゲットとし、現状のウェブページをどのように改善をしていくと良いか提案を行います。
ウェブページの改善を通じて、多くの方に団体の魅力が伝わり、またその後の寄付者や講師やスタッフとして関りたいと思ってくれる方を増やすことにつなげます。
進捗状況
- チームメンバー:
- 太田さん 中川さん 真野さん 三橋さん
2023.09.14
支援先団体との初顔合わせである、キックオフミーティングを実施しました。
団体の活動を理解するとともに、プロジェクトの背景や、団体が抱えている課題について、ディスカッションを進めました。
これから現場見学や、ステークホルダーヒアリングを進めていきます。
by 大森
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- 両育わーるど
- Chance For All
- 日本オーガニックコットン協会