日立グループ 企業プロボノプロジェクト
日立グループでは、日立グループ・ビジョンの実現こそCSRと位置づけ、サステナブルな社会を実現すべく、本業を生かした社会課題の解決を目指しています。その一環として、社員のスキル、知見を生かした企業プロボノプロジェクトを、2016年度からスタートしました。
本プロジェクトは、社員数名がチームを組み、NPOの抱える課題を約2ヵ月間で解決するという比較的短期のプロボノ活動です。短期間で比較的小さい負荷で参加できることから、プロボノ未経験者でも挑戦しやすいプロボノ企画として実施しています。
NPOが社会課題を解決していくための必要な基盤づくりを支援することで、社会課題の解決の促進につなげています。
これまでの支援実績
2016年度
子育て支援、若者支援、環境保全などさまざまな領域で活動する5つの団体に対し、営業資料の作成や課題整理とアクションプラン提案などを通じ、団体の基盤づくりを支援しました。プロジェクト期間は短期間ながら、支援先、参加社員共に満足度の高い結果となりました。
また、プロジェクトと関連し、参加者の募集の際にワークショップを実施したり、プロジェクト期間中に全チームでの中間報告会を実施した結果、部門・チームを超えた社員同士の交流にもつながりました。
支援先・支援内容
- NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム(チラシ制作)
- NPO法人ハナラボ(営業資料作成)
- NPO法人子育てオーダーメイド・サポートこもも(クラウドツール活用入門)
- NPO法人せたがや子育てネット(課題整理ワークショップ)
- 認定NPO法人JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)(マーケティング基礎調査)
2017年度
2年目の実施となり、より多くの社員を巻き込み活動を広げるために、3つの拠点にて参加説明会を実施しました。説明会には、前年度の支援先団体と社員からプロボノプロジェクトの事例紹介を行い、成果を共有しました。その甲斐あって、前年度を上回る社員が参加し、支援を行いました。
2017年度のプロジェクトでは、 子育て支援、障がい者支援などの領域で活動する5つの団体に対し、マーケティング基礎調査や業務フロー設計など行い、団体の組織基盤強化を支援しました。前年度と同様、支援先、参加社員共にアンケートでは100%が「参加してよかった」と回答し、満足度の高い結果となりました。
支援先・支援内容
- NPO法人キャンサーネットジャパン(マーケティング基礎調査)
- NPO法人東京コミュニティスクール(マーケティング基礎調査)
- 国立成育医療研究センター もみじの家(業務フローの見直しと仕組みの構築)
- 視覚障害リハビリテーション協会(ウェブサイト改善提案)
- NPO法人放課後NPOアフタースクール(業務フロー整理・設計)
2018年度
難病の子どもたちの支援や自殺防止などの領域で活動する5つの団体に対して、課題整理、パンフレット制作、営業資料制作など様々な支援を行いました。
プロジェクトを通じて、支援先団体に具体的な成果を提供し、100%の団体から「参加してよかった」という声をいただきました。
さらに参加社員にとっても満足度が高く、「ヒアリングなどを通じて、支援先団体が活躍する現場に行くことで社会には様々な問題があると認識できた」「プロボノのリーダーを見て、視野が広がった」という声もありました。
支援先・支援内容
- NPO法人エーエルサインラボ(印刷物)
- NPO法人スマイリングホスピタルジャパン(営業資料作成)
- 一般社団法人夢らくざプロジェクト(アンケート調査)
- NPO法人Art for children’s SHINE(課題整理)
- NPO法人東京自殺防止センター(業務フロー設計と業務マニュアル作成)
2019年度
自社のCSRの取り組みを紹介する社内イベントに参加させていただき「日立企業プロボノ」を多くの方にご案内しました。その結果、教育や環境をテーマに活動を行う5つの団体のプロジェクトがを立ち上げることができました。各チームでは、業務フロー設計やマーケティング調査といった支援を実施し、各団体が今後どういう取り組みをしていくべきか提案を行いました。
支援先・支援内容